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少年法問題3 研究集会のお知らせ

2008年3月4日更新

「少年審判と情報公開―被害者の傍聴をどう考えるか」

少年審判への被害者の傍聴についての少年法改正が急浮上してきました。 犯罪被害者の権利、少年審判の秘密性は対立するものとして論じられ、その両方を調和させる鍵がなかなか見つかりません。 日本司法福祉学会は、過去の各種研究会において、被害者の権利、加害者の謝罪、修復的司法、少年審判の情報開示などを取り上げ、 少年審判の基本理念と被害者の権利擁護を両立させる方法を模索してきました。 非常に難しい問題ですが、冷静な議論により、よりよい方向を見つけ出すことができると確信しています。 何より重要なことはしっかりした議論の積み重ねです。拙速に改正のみを先行させることは将来に禍根を残すことになると考えます。

日本司法福祉学会では、被害者の傍聴問題を「少年審判と情報公開」という切り口で議論してみたいと考え、本研究集会を企画しました。

日時

2008年4月12日土曜日 午後1時半~5時

会場

総評会館501会議室
(千代田区神田駿河台3-2-1 電話03-3253-1765)地図
JR御茶ノ水駅徒歩5分・東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅0分

日程

第1部 ミニ講演(午後1時40分~3時20分)

  1. 「犯罪被害者と裁判」(仮題)
    片山 徒有(あひる一会代表)
  2. 「少年審判と情報公開」(仮題)
    竹村 登茂子(読売新聞大阪本社・編集委員)

第2部 シンポジウム「少年審判の被害者傍聴をめぐって」(午後3時30分~午後4時50分)

シンポジスト:片山 徒有、竹村 登茂子、現職の家裁調査官(現在交渉中)
司会:藤原 正範(鈴鹿医療科学大学)

日本司法福祉学会事務局:神戸市東灘区岡本8-9 甲南大学法学部 前田忠弘研究室
研究集会事務局:三重県鈴鹿市岸岡町1001-1 鈴鹿医療科学大学 藤原正範研究室