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少年法「改正」問題 研究集会のお知らせ

2007年4月6日更新

日本司法福祉学会・少年法「改正」問題 研究集会

少年審判への被害者の傍聴についての少年法改正が急浮上してきました。 犯罪被害者の権利、少年審判の秘密性は対立するものとして論じられ、その両方を調和させる鍵がなかなか見つかりません。 日本司法福祉学会は、過去の各種研究会において、被害者の権利、加害者の謝罪、修復的司法、少年審判の情報開示などを取り上げ、 少年審判の基本理念と被害者の権利擁護を両立させる方法を模索してきました。 非常に難しい問題ですが、冷静な議論により、よりよい方向を見つけ出すことができると確信しています。 何より重要なことはしっかりした議論の積み重ねです。拙速に改正のみを先行させることは将来に禍根を残すことになると考えます。

日本司法福祉学会では、被害者の傍聴問題を「少年審判と情報公開」という切り口で議論してみたいと考え、本研究集会を企画しました。

日時

2007年5月12日(土)午後1時~5時

会場

総評会館201会議室
(千代田区神田駿河台3-2-1 電話03-3253-1765)地図
JR御茶ノ水駅徒歩5分・東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅0分

テーマ

未来の保護観察と少年院を語ろう

第1部 ミニ講演

  1. 「未来の保護観察」
    加藤暢夫(ponpstrongintar・元保護観察官)
  2. 「未来の少年院」
    八田次郎(中京大学・元少年院長)

第2部 シンポジウム「保護観察、少年院をこうしてよくする」

  • シンポジスト:加藤暢夫、八田次郎、佐々木光明(神戸学院大学・刑事法)
  • 司会:藤原正範(鈴鹿医療科学大学)

研究集会についてのお問い合わせ先:
三重県鈴鹿市岸岡町1001-1鈴鹿医療科学大学  藤原正範研究室(059-383-8991)