日本司法福祉学会ニュースvol.38
日本司法福祉学会 第16回全国大会のご案内
開催日
2015(平成27)年8月8日(土曜)、9日(日曜)
会場
早稲田大学早稲田キャンパス8号館(東京都新宿区西早稲田1-6-1)
[経路]地下鉄東京メトロ東西線「早稲田駅」から徒歩5分(大会会場アクセスのご案内をご参照下さい)。
なお、自家用車での来場はお断りします。
テーマ
インクルージョンを促進する社会的条件
日程
〔第1日目 8月8日(土曜)〕
10時-12時 早稲田大学社会安全政策研究所(WIPSS)企画セッション(別紙参照)
「犯罪・非行当事者による立ち直り――支援当事者は語る――」
報告者:
- 高坂朝人氏(NPO法人再非行防止サポートセンター愛知理事長)
- 工藤良氏(NPO法人田川ふれ愛義塾理事長)
- 五十嵐弘志氏(NPO法人マザーハウス理事長)
13時-13時15分 オープニングセレモニー
※13時20分より17時50分まで学会役員選挙の投票が行われます。
13時20分-14時50分 基調講演
「インクルージョンを促進する社会的条件」(仮題)
- 講師:炭谷茂氏(社会福祉法人恩賜財団済生会理事長・ソーシャルファームジャパン理事長)
15時-17時20分 シンポジウム
「インクルージョンを促進する社会的条件」(仮題)
- コーディネーター:石川正興(早稲田大学)
-
シンポジスト:
- 山田憲児(日本社会事業大学)
- 松友了(東京地方検察庁/一般社団法人社会支援ネット・早稲田すぱいく)
- 松岡伸郎(福井県地域生活定着支援センター)
18時-20時 懇親会
〔第2日目 8月9日(日曜)〕
9時-11時30分 自由研究報告
第1会場 [司法システムから福祉システムへのダイバージョン関係]
司会:吉開多一(国士舘大学)、副司会:松友 了(東京地方検察庁/一般社団法人社会支援ネット・早稲田すぱいく)
- 「司法システムから福祉システムへのダイバージョンを踏まえた検察官の訴追判断に関する考察」
吉開多一(国士舘大学) - 「東京地方検察庁における入口支援の現状と課題」
松友了(東京地方検察庁/一般社団法人社会支援ネット・早稲田すぱいく) - 「仙台地検における入口支援の現状について」
千田早苗(仙台地方検察庁) - 「大阪地方検察庁(又は京都地方検察庁)における入口支援の現状と課題」(仮題)
(調整中)(大阪地方検察庁(又は京都地方検察庁))
第2会場 [矯正施設退所者等の福祉的支援関係]
司会:水藤昌彦(山口県立大学)、副司会:江口賀子(西九州大学)
- 「障害福祉サービスによる矯正施設退所者の受入れ・支援に関する研究①――全国の障害者支援施設及び5自治体の障害福祉サービス事業の全数調査より――」
大村美保(筑波大学) - 「障害福祉サービスによる矯正施設退所者の受入れ・支援に関する研究②――受入れ実績のあった事業所へのヒアリング調査より――」
相馬大祐(国立重度知的障害者総合施設のぞみの園) - 「介護保険導入以前の社会福祉施設における支援対象者受け入れに関する一考察」
江口賀子(西九州大学) - 「性加害行為のある知的障がい者への障がい福祉事業所における支援内容――支援経験者へのインタビュー調査より――」
山﨑康一郎(大阪人間科学大学)、我藤諭(龍谷大学)、水藤昌彦(山口県立大学)、脇田康夫(大阪府立障がい者自立センター)、益子千枝(兵庫県地域生活定着支援センター) - 「刑余者の地域生活の維持に関する社会福祉学的考察――グループホーム入居者の事例から――」
髙橋康史(筑波大学大学院)
第3会場 [更生保護関係]
司会:鷲野明美(日本福祉大学)、副司会:川瀬惠子(早稲田大学大学院)
- 「女性の覚せい剤事犯対象者の社会復帰における体験プロセス」
伴恵理子(東京大学大学院) - 「更生保護ボランティアの社会的意義」
竹中祐二(京都府立大学大学院) - 「福祉的支援による高齢受刑者に対する仮釈放の運用について」
田内清香(法政大学大学院) - 「入口支援、及び出口支援における成年後見制度の活用」
川瀬惠子(早稲田大学大学院) - 「ソーシャル・インパクト・ボンドの導入可能性と課題」
細野ゆり(横浜国立大学) - 「フランスにおける罪を犯した人へのソーシャルワーク支援――SPIP(社会復帰・保護観察所)での取り組みを中心に――」
鷲野明美(日本福祉大学)
第4会場 [児童・少年の司法・福祉関係]
司会:遠藤洋二(関西福祉科学大学)、副司会:宍倉悠太(国士舘大学)
- 「触法少年事件における2007(平成19)年少年法等一部改正の影響についての考察」
三枝功侍(早稲田大学大学院) - 「保護処分としての児童養護施設送致に関する一考察(仮)」
岡田強志(神戸学院大学) - 「児童養護施設から児童自立支援施設へ措置変更となった児童に関する実態調査」
遠藤洋二(関西福祉科学大学) - 「児童養護施設における児童間性的暴力への対応――事実確認ガイドに関する研究――」
篠原拓弥(関西福祉科学大学大学院) - 「発達障害を有する非行少年・不良行為少年の再犯防止――公的機関とボランティアとの連携の観点から――」
宍倉悠太(国士舘大学)
第5会場 [社会福祉の歴史研究・犯罪被害者関係]
司会:伊藤冨士江(上智大学)、副司会:竹原幸太(東北公益文科大学)
- 「釈放者保護制度の歴史的展開」
副島 望(文教大学) - 「戦後児童福祉事業における実践要領の形成過程に関する研究――教護・養護分野を中心に――」
竹原幸太(東北公益文科大学) - 「修復的司法(実践)における『恥づけ』の再犯抑止効果について心理・社会的プロセスからの検討――修復的司法(実践)及び『恥』をテーマにする文献研究から――」
廣井いずみ(奈良大学) - 「わが国の被害者支援はどこまで進んでいるか――全国の民間被害者支援団体に対する調査をもとに――」
伊藤冨士江(上智大学) - 「性的自由の侵害とレイプにおける男性被害者」
シュルツェ アンナ-ユリアーネ(首都大学東京大学院)
11時-13時30分 パネル展示
11時40分-12時10分 総会
13時-17時 分科会
第1分科会 「入口支援における弁護士(会)と社会福祉士(会)の連携――東京司法・福祉連絡協議会の実践を踏まえて――」
- 企画者・コーディネーター:松友了(東京社会福祉士会/日本社会福祉士会、社会福祉士)
-
報告者:
- 屋宮昇太(東京弁護士会、弁護士)
- 小林良子(東京社会福祉士会、社会福祉士/精神保健福祉士)
- 柴崎勇介(法テラス多摩法律事務所、弁護士)
- 小川弘子(東京社会福祉士会、社会福祉士/精神保健福祉士)
- 指定討論者:浦崎寛泰(東京エリア・トラブルシューター・ネットワーク、弁護士/社会福祉士)
第2分科会 「地域生活定着促進事業の現状と課題――事業開始からの6年を振り返って――」
- 企画者・コーディネーター:宍倉悠太(国士舘大学)
-
報告者:
- 岸恵子(千葉県地域生活定着支援センター)
- 木内英雄(埼玉県地域生活定着支援センター)
- 岡部眞貴子(神奈川県地域生活定着支援センター)
- 東京都地域生活定着支援センター(調整中)
- 指定討論者:益子千枝(兵庫県地域生活定着支援センター)
第3分科会 「女子刑事施設の現状と課題――『女性受刑者の収容施設を支援するネットワークづくり』――」
- 企画者・コーディネーター:矢作由美子(敬愛大学)
-
話題提供者:
- 小島まな美(法務省矯正局)
- 後藤弘子(千葉大学)
- 鷲野薫(前久里浜少年院院長)
- 指定討論者:日下修一(聖徳大学)
第4分科会 「何が非行に追い立て、何が立ち直る力になるのか――非行克服支援センターの調査研究から――」
- 企画者・コーディネーター:木村隆夫(日本福祉大学)
-
報告者:
- 春野すみれ(NPO法人非行克服支援センター)
- 小笠原彩子(弁護士)
- 北村篤司(東京大学大学院、臨床心理士)
- 指定討論者:保護司及び保護者(調整中)
第5分科会 「新法における少年院及び少年鑑別所の運用と課題」
-
企画者:
- 室井誠一(元法務教官)
- 八田次郎(元法務教官)
- コーディネーター:室井誠一
- 話題提供者:法務省(又は管区職員)及び少年院職員(調整中)
- 指定討論者:八田次郎
第6分科会 「児童自立支援施設における自立支援の現状と課題――東京都の児童自立支援施設と児童養護施設の連携と取組みから――」
- 企画者・コーディネーター・報告者:髙橋幸成(社会福祉法人カリヨン子どもセンター)
-
報告者:
- 石井真一(児童養護施設東京家庭学校)
- 小野寺健(児童養護施設福音寮)
- 五味靖(中央大学大学院)
- 笹森一哉(児童自立支援施設誠明学園)
第7分科会 「児童福祉施設から自立する子ども達に必要なこと――支援者とともに生い立ちを物語ることの意味――」
- 企画者:小木曽宏(児童養護施設房総双葉学園)
- コーディネーター:梅山佐和(立命館大学)
-
話題提供者:
- 小木曽宏
- 徳永祥子(国立武蔵野学院)
- 清水真一(当事者支援団体 なごやかサポートみらい)
第8分科会 「子どもシェルターの現状と課題――機関・団体連携を視野に――」
- 企画者・コーディネーター:小西暁和(早稲田大学)
-
報告者:
- 石井花梨(社会福祉法人カリヨンこどもセンター、社会福祉士)
- 高橋温(NPO法人子どもセンターてんぽ、弁護士)
- 金子重紀(NPO法人子どもセンター帆希、弁護士)
- 指定討論者:岡聰志(横浜市南部児童相談所)
第9分科会 「司法福祉分野における事例研究による人材育成の意義」
- 企画者:齋藤知子(帝京平成大学)
- コーディネーター:若穂井透(日本社会事業大学、弁護士)
-
話題提供者:
- 松田和哲(よつかいどう法律事務所、弁護士)
- 齋藤知子
- 加藤めぐみ(茨城県地域生活定着支援センター、社会福祉士)
大会参加費
- 学会会員:3,000円
-
非会員:
- (学部等学生)1,000円
- (大学院生)2,000円
- (その他)4,000円
- 昼食弁当代:1,000円(両日の場合は2,000円。要予約)
- 懇親会会費:5,000円(要予約)
参加申し込みとお願い
参加申し込みは、7月21日(火)までに、①学会ホームページからのウェブ登録、または②申し込み用紙にて郵送(下段記載の「日本司法福祉学会第16回全国大会実行委員会事務局」宛)でお願いします(原則学会ウェブサイトからの申し込みです。ウェブ申し込みできない方のみ郵便をご利用下さい)。(申し込みは終了しました。)-
大会参加費等は、上記1. の申し込みの後に、以下の大会実行委員会銀行口座にお振り込み下さい(手数料はご負担下さい)。領収書は大会当日受付でお渡しいたします。
- 振込先の口座番号:みずほ銀行(金融機関コード0001) 早稲田支店(支店番号068) (普通) 2349808
- 振込先の口座名義:日本司法福祉学会2015年度東京大会実行委員会
- 大学構内に食堂等はありません。大学周辺の飲食店・コンビニエンスストアをご利用いただくか、事前申し込みの弁当をご利用下さい。
- 宿泊の斡旋は行いません。
- 自家用車での来場はお断りします。
- 会場は全て禁煙です。また大学構内での喫煙もご遠慮願います。
後援
公益社団法人日本社会福祉士会、早稲田大学総合研究機構
協賛
早稲田大学社会安全政策研究所(WIPSS)
日本司法福祉学会第16回全国大会実行委員会事務局
〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1早稲田大学8号館1126号研究室(石川正興研究室)
E-mail:[email protected]
日本司法福祉学会2014年度決算報告
(2014年4月1日-2015年3月31日)(円)
科目 | 予算 | 決算 | 差異 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
収入の部 | 会費 | 2014年度会費 | 1,600,000 | 1,681,000 | △ 81,000 | |
一般会員 | 1,635,000 | 5000円×327名 | ||||
学生会員 | 46,000 | 2000円×23名 | ||||
過年度会費 | 100,000 | 188,000 | △ 88,000 | |||
一般会員 | 170,000 | 5000円×34名 | ||||
学生会員 | 18,000 | 2000円×9名 | ||||
入会金 | 40,000 | 45,000 | △ 5,000 | 45名 | ||
合計 | 1,740,000 | 1,914,000 | △ 174,000 | |||
助成金・寄付 | 日立みらい財団助成金等 | 100,000 | 100,000 | 0 | ||
その他 | 0 | 134 | △ 134 | |||
合計 | 1,840,000 | 2,014,134 | △ 174,134 | |||
支出の部 | 事務局費 | 通信費 | 200,000 | 101,440 | 98,560 | 振込手数料、郵送料他 |
管理労務費 | 0 | 125,490 | △ 125,490 | 引継ぎ作業のための交通費他 | ||
事務委託費(国際文献社) | 620,000 | 648,509 | △ 28,509 | |||
HP管理費(リトルグループ) | 60,000 | 60,000 | 0 | |||
ニュースレター発行費 | 60,000 | 59,400 | 600 | 35号 | ||
会計監査費 | 50,000 | 0 | 50,000 | |||
合計 | 990,000 | 994,839 | △ 4,839 | |||
会議費 | 理事会費 | 100,000 | 0 | 100,000 | ||
その他会議費 | 50,000 | 22,940 | 27,060 | |||
合計 | 150,000 | 22,940 | 127,060 | |||
全国大会費 | 実行委員会補助費 | 300,000 | 299,296 | 704 | ||
学会誌編集費 | 編集委員会費 | 40,000 | 22,580 | 17,420 | ||
生活書院編集委託費 | 610,000 | 648,000 | △ 38,000 | 学会誌第14号 | ||
その他 | 40,000 | 90,371 | △ 50,371 | 論文郵送料、通訳料 | ||
合計 | 690,000 | 760,951 | △ 70,951 | |||
国際交流費 | NOFSW 大会参加補助等 | 100,000 | 100,000 | 0 | 2名分 | |
予備費 | 842,116 | 35,116 | 807,000 | |||
合計 | 3,072,116 | 2,213,142 | 858,974 | |||
当期収支差額 | △ 1,232,116 | △ 199,008 | △ 1,033,108 | |||
前期繰越収支差額 | 1,232,116 | 1,232,116 | 0 | |||
次期繰越収支差額 | 0 | 1,033,108 | △ 1,033,108 |
適正な会計処理がなされていることを認めます。
2015年4月21日 監事 八田次郎 監事 佐々木光郎
日本司法福祉学会第15回全国大会(大阪大会)財政報告
収入 | 金額(円) |
---|---|
学会会計より大会開催補助金 | 299,296 |
追手門学院大学学会開催補助 | 300,000 |
大会参加費(179名) | 543,000 |
弁当代事前入金(1日目) | 88,000 |
懇親会費 | 230,000 |
参加費返金 | -4000 |
収入計 | 1,456,296 |
支出 | 金額 |
---|---|
会場費 | 243,810 |
講師謝礼 | 180,000 |
通訳者謝礼 | 50,000 |
人件費(バイト) | 306,260 |
弁当代 | 114,000 |
懇親会費 | 294,300 |
懇親会謝金 | 10,000 |
機材レンタル予備費 | 16,200 |
抄録印刷費 | 130,464 |
掲示物印刷費 | 9,080 |
分科会スクリーン | 5,200 |
物品購入費 | 89,707 |
郵送・運搬料 | 2,025 |
廃棄処分料 | 5,250 |
支出計 | 1,456,296 |
差引残高 0円
日本司法福祉学会2015年度予算
(2015年4月1日-2016年3月31日)(円)
科目 | 2014年度予算 | 2015年度予算 | ||
---|---|---|---|---|
収入の部 | 前年度より繰越金 | 1,232,116 | 1,033,108 | |
会費 | 当年度会費 | 1,600,000 | 2,660,000 | |
過年度会費 | 100,000 | 100,000 | ||
入会金 | 40,000 | 40,000 | ||
合計 | 1,740,000 | 2,800,000 | ||
助成金・寄付 | 日立財団助成金等 | 100,000 | 100,000 | |
その他 | 0 | 1,000 | ||
合計 | 3,072,116 | 3,943,108 | ||
支出の部 | 事務局費 | 通信費 | 200,000 | 120,000 |
管理労務費 | 0 | 140,000 | ||
事務委託費(国際文献社) | 620,000 | 690,000 | ||
HP管理費(リトルグリーブ) | 60,000 | 76,000 | ||
ニュースレター発行費 | 60,000 | 0 | ||
会計監査費 | 50,000 | 50,000 | ||
合計 | 990,000 | 1,076,000 | ||
会議費 | 理事会費 | 100,000 | 300,000 | |
その他会議費 | 50,000 | 50,000 | ||
合計 | 150,000 | 350,000 | ||
全国大会費 | 実行委員会補助費 | 300,000 | 300,000 | |
学会誌編集費 | 編集委員会費 | 40,000 | 40,000 | |
生活書院編集委託費 | 610,000 | 650,000 | ||
編集通信費 | (費目新設) | 100,000 | ||
その他 | 40,000 | 10,000 | ||
合計 | 690,000 | 800,000 | ||
国際交流費 | NOFSW大会参加補助等 | 100,000 | 200,000 | |
諸会費 | 日本社会福祉系連合分担金 | (費目新設) | 30,000 | |
小計 | 2,230,000 | 2,756,000 | ||
予備費 | 842,116 | 1,157,108 | ||
合計 | 3,072,116 | 3,943,108 |