学会誌

司法福祉学研究 第12号

2012年発行

巻頭言

  • 同じものを見る(守屋克彦)

自由研究(論文)

  • 環境調整命令事例に見る非行化のプロセスと立ち直り支援──環境の抱え機能の視点からの研究(廣井いずみ)
  • 社会福祉士が担う成年後見人等の交渉力──成年後見人等を受任する社会福祉士へのインタビュー調査から(田部宏行)
  • 児童養護施設に入所する子どもの非行化の発生率と関連要因の分析──非行の重複・虐待・生活の安定に注目して(大原天青)
  • 発達障害が疑われる非行少年へのかかわりについての分析──児童自立支援施設職員へのインタビュー調査から(橋本和明,荒井紫織)
  • 重大触法事件対応における児童相談所の役割と実務上の課題(遠藤洋二)
  • 児童養護施設の「小規模化」「家庭的養護」に関する一考察──児童自立支援施設の「小舎制」実践との比較検討の試み(小木曽宏,梅山佐和)

事例研究

  • 介護殺人事件の事例研究(湯原悦子)

実践報告

  • 地域の視点から見た三重県地域生活定着支援センターの支援(小野田正晴)
  • 矯正・保護領域におけるSST 実践──ソーシャルワークの視点で (八木原律子)

日本司法福祉学会第12回大会──被害.加害.被害

  • 第1分科会 精神障がい者の人権は守られているのか──相談機関,医療機関,施設,地域での取り組みと課題(松原新ほか)
  • 第2分科会 社会的養護における児童養護施設と児童自立支援施設の役割分担──児童福祉施設間の連携を中心に(小林英義ほか)
  • 第3分科会 非行少年に対する学校の役割──スクールソーシャルワークの視点からのとらえ直し(金澤ますみほか)
  • 第4分科会 犯罪者の社会復帰支援(古川隆司)
  • 第5分科会 ドメスティック・バイオレンスに対する司法・行政の役割──多角的アプローチから(松村歌子ほか)

国際犯罪学会第16 回世界大会報告

  • Collaboration of Law and Social Work in Jaulan: Focusing on Juvenile Crime(Jaulanese Society of Law and Forensic Social Services) 日本の児童自立支援施設──過去と現在,そして未来(鈴木崇之ほか)

その他報告

  • 第3回司法福祉理論研究会の報告(藤原正範)

書評

  • 非行臨床の技術(藤原正範)