司法福祉学研究 第11号
2011年発行
巻頭言
- 司法福祉のための法的環境(前野育三)
自由研究(論文)
- 非行臨床におけるライフストーリーワークの可能性(徳永祥子)
- 成年被後見人等の多問題生活に対するソーシャルワーカーと司法書士の共同支援──成年後見計画等の検討を通して(田部宏行)
- 生きる術としての支援の獲得体験──罪を犯した知的障害者の語り(福永佳也)
- 児童自立支援施設における食事──2006年度悉皆調査を手がかりに(武千晴)
- 「運営適正化委員会の苦情解決」における「紛争解決」機能の展開可能性(佐藤みゆき)
事例研究
- 司法福祉の事例研究──試論と提言(藤原正範)
- 「ぐ犯保護事件の保護処分決定に対する抗告事件」の検討(家庭裁判月報61-2掲載の裁判例)(藤原正範)
- 「離婚請求控訴事件」の検討──社会福祉学の視点から(家庭裁判月報62-4掲載の裁判例)(松浦信)
実践報告
- 児童養護施設から「自立」すること、「支援」すること──子どもが「のぞむ」社会的養護を目指して(小木曽宏)
日本司法福祉学会第11回大会──法と社会福祉援助
- シンポジウム 権利の主体はいかにして回復するか──刑余者の福祉支援の実現の途を探る (南川久美子)
- シンポジウム 医療観察法の現状と将来像 (松原新)
- 第1分科会 児童自立支援施設及び少年院における児童・少年の人権保護(佐々木光明ほか)
- 第2分科会 加害─被害の対立をこえて──平和な人間(関係)社会の構築を展望して(加藤暢夫)
- 第3分科会 少年事件と裁判員裁判──事例を通してその実情と課題を検討する(山田麻紗子ほか)
- 第4分科会 児童自立支援施設の公設民営化について──社会的な役割や機能の確保をどう実現するか (小林英義ほか)
- 第5分科会 法人後見の現状と課題──愛知・岐阜・三重での実践をふまえて(大曽根寛ほか)
書評
- 日本の児童相談(若狭広直)
- セカンドチャンス!(藤原正範)