大会情報

日本司法福祉学会第24回全国大会案内

大会長 木下大生
実行委員長 村田輝夫
事務局長 金子毅司

テーマ

「変革期における司法福祉学の課題」

日程

2024年9月7日(土)~8日(日)

会場

武蔵野大学武蔵野キャンパス
〒202-8585 東京都西東京市新町一丁目1番20号

会場までのアクセス:JR中央本線「吉祥寺駅」「三鷹駅」「武蔵境駅」等よりバス10~15分程度「武蔵野大学」下車すぐ

※ 会場までは公共交通機関をご利用ください。

交通アクセス 武蔵野キャンパス(武蔵野大学webサイト)

参加申込みの方法

1.Googleフォームにて申込み

事前申込みは、会員のみとなります。

事前申込期間:2024年7月16日(火)~8月16日(金)

参加申込フォーム

QRコード

2.Googleフォームにご入力後、参加費等の振込先をメールで送付いたします。

3.振込先に参加費をお振込みください(8月23日(金)まで)

参加費

  • 事前申込み(会員のみ)
    4000円
  • 当日申込み(会員)
    5000円
    (当日、受付にてお支払いください)
  • 当日申込み(非会員)
    6000円
    (当日、受付にてお支払いください)
  • 学生
    無料
    (当日、受付にて学生証をご提示ください)

※ 後援予定団体(日本社会福祉士会、東京精神保健福祉士協会)の所属員は「会員扱い」とします。 当日、受付で会員であることを証明できるものを提示し、会員の当日参加費(5000円)をお支払いください(事前申込みはできませんのでご注意ください)。

  • 懇親会費 5500円

※ 領収書が必要な方は、当日受付にてお申し出ください。

その他

大学周辺には、飲食店等が少ないため、昼食は最寄駅等での購入をお願いいたします。なお、事前申込みの方に限り、お弁当の注文(1500円)を受け付けます。Googleフォームでの申し込みの際に入力し、参加費等と合わせて事前振込みをお願いいたします。お弁当の当日販売はありません。

<大会概要>

【一日目】

学会の受付は、12:00より開始いたします。

オープニングセレモニー

9月7日(土)13:00~13:15

  • 武蔵野大学学長挨拶
  • 学会長挨拶
  • 大会長挨拶

大会シンポジウム

9月7日(土)13:15~16:30

「拘禁刑の導入と施設内処遇・社会復帰支援のあり方—対人援助職に求められる役割と課題」

2022年12月、名古屋刑務所において複数の刑務官が関与する被収容者に対する暴行・不適正処遇事案が発生したことが公表され、「名古屋刑務所職員による暴行・不適正処遇事案に係る第三者委員会」(以下、委員会という)が設置された。委員会は、現地調査、全国の矯正施設職員に対するアンケート調査、専門家へのヒアリング調査などを実施するとともに再発防止策について検討した。そして、2023年6月に「提言書〜拘禁刑時代における新たな処遇の実現に向けて〜」が法務大臣に手交された。

本件は、二つの意味で成人矯正に大きな課題を突きつけたといえる。第一は、不適正処遇の再発防止の困難さである。名古屋刑務所は監獄法改正の契機となった2002年から2003年にかけて発生した受刑者死傷事件の現場であり、そこで再び暴行・不適正処遇が発生した。第二は、これからの処遇のあり方である。刑法等の改正によって拘禁刑が導入されることが決まり、また、刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律の改正によって刑事施設の長に対して被収容者への社会復帰支援が求められることになったという時期に本件は発生した。そのため、委員会では、不適正処遇の再発防止とともに、拘禁刑のもとでの処遇のあり方についても議論されることになった。この点は、提言書の副題にも表れている。

委員会は、本件事案の背景事情や原因は他の施設にも存在するので、広く全国の刑事施設に向けた再発防止策を策定すべきとしたうえで、7つの主な再発防止策を提言した。その中には、処遇体制の充実のために受刑者に対するチーム処遇を確立すること、そのための人材の確保と育成の充実が含まれており、具体的には教育や福祉の専門職の確保を求めている。

従来から矯正は司法福祉の対象領域とされてきているが、これまで蓄積されてきた研究・実践の多くは少年矯正に関わるものである。刑事施設における成人を対象とした多職種連携の試みや社会復帰支援の法定化は、新たな動きとして今後の司法福祉研究や実務にとっても大きな意味を持つであろうことから、本学会においても今改めて検討すべきテーマである。そこで、本シンポジウムでは、委員会の元委員ならびにヒアリング調査に協力した専門家に報告をいただき、拘禁刑の導入と施設内処遇、そして社会復帰支援のあり方について、対人援助職に求められる役割と考えられる課題という観点から会場の参加者とともに議論したい。

登壇者(敬称略、変更となる場合があります)
報告者
  • 小山 聡子(日本女子大学・元委員)
  • 田島 光浩(社会福祉法人南高愛隣会理事長・元委員)
  • 土井 裕明(弁護士・元委員)
  • 毛利 真弓(同志社大学・専門家ヒアリング協力者)
指定討論者
  • 武内 謙治(九州大学)
  • 中島 学(福山大学)
コーディネーター
  • 水藤 昌彦(山口県立大学・元委員)

総会(学会員の方のみ)

9月7日(土)16:45~17:30

懇親会

9月7日(土)17:45~19:15

【二日目】

受付は、9:00より開始いたします。

企画分科会および自由研究発表、パネル報告の内容については、現在調整中です。

※ 当日の会場(教室)については、追って掲載いたします。


過去更新分(2024/04/30)

日本司法福祉学会第24回全国大会「2024東京大会」のご案内(速報版)

大会長 木下大生(武蔵野大学)
大会実行委員長 村田輝夫(関東学院大学)
大会事務局長 金子毅司(新潟医療福祉大学)

会員の皆様には益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

第24回全国大会「2024東京大会」は、9月7日(土)・9月8日(日)、武蔵野大学武蔵野キャンパスにおいて対面で開催いたします。 大会テーマは「変革期における司法福祉学の課題」です。

少年法制定、家庭裁判所創設を起源に発展してきた「司法福祉学」は、現在では、少年司法領域のみならず、 児童福祉、学校教育、矯正・保護、社会福祉、家事審判、被害者支援などの領域における様々な課題に射程を拡げてきましたが、 近年は、大きな制度改革にともなう新たな問題に直面しています。

例えば、2022年の刑法改正により、懲役刑と禁錮刑を廃止して「拘禁刑」が創設される(2025年6月1日施行)ことになりました。 これに伴い、刑事施設における処遇等の抜本的見直しが進行しており、多くの検討課題があります。 また、社会福祉士・精神保健福祉士養成課程における「刑事司法と福祉」の国家試験が2024年度から実施されます。 「2022年東京大会」では、「『刑事司法と福祉』をどう教えるか」が企画分科会企画として実施されました。 これについては、改めて受講した学生の意見聴取をふくめて検討課題があります。「2024東京大会」では、これらの変革期における諸課題に対して「司法福祉学」としてどのようにアプローチすればよいのか、会員のみなさんと考えたいと思います。 大会実行委員会としては、関東エリアの会員とともに、上記のテーマに沿って大会シンポジウムやプレ企画の準備に取り組んでいます。

このほか、分科会、自由研究報告及びパネル展示についても、多くのみなさまのご参加をお待ちしております。

大会実行委員会としては、会員・参加者のみなさまの交流と議論がより一層進むような大会にしたいと考えておりますので、ご参加の程宜しくお願いいたします。 なお、交通アクセスや周辺の宿泊施設等は大学サイトを参照ください。 最近ではホテルの確保が困難もしくは直前の予約は非常に高騰する傾向にあります。早めの予約をお願いいたします。

大会概要

日時

2024年9月7日(土)、8日(日)

会場

武蔵野大学武蔵野キャンパス 大学8号館ほか(予定)

〒202-8585 東京都西東京市新町一丁目1番20号

会場までのアクセス:JR中央本線吉祥寺駅、三鷹駅等よりバス

大会テーマ

「変革期における司法福祉学の課題」

日程

〔第1日目〕

午前10時~12時
プレ企画「現在、調整中」
午後1時~1時15分
オープニングセレモニー
午後1時15分~4時30分
大会シンポジウム「現在、調整中」
午後4時45分~5時45分
総会

〔第2日目〕

午前9時30分~12時
自由研究発表
午後1時~4時
分科会

分科会企画の募集

(1)申込方法

次の事項を記載した企画書を、大会事務局受付担当者にメール送付のこと(6月30日(日)17時締切)

メールの題目に「司法福祉学会全国大会 分科会」という言葉を入れること。

  1. 企画者の氏名・所属・連絡先(郵便番号・住所・電話番号・メールアドレス)
  2. 企画の名称
  3. 企画の概要(400字以内)
  4. 論者(話題提供者・シンポジスト・指定討論者等)の氏名・所属(未確定部分があっても可)

(2)採択基準

1)エントリー資格
  1. 企画者は学会会員であること。
  2. 共同研究で非会員を含む場合は、第1報告者が学会会員であること。また、可能な限り共同研究者に入会を勧めること。
2)内容
  1. 企画趣旨が明確であること。実践報告では、報告内容の倫理的配慮が図られていること。
  2. エントリーされた分科会のテーマ・内容で重複がある場合、実行委員会により調整を求めることがある。
3)形式
  1. 本学会の研究倫理指針に則ること。
  2. エントリーされた企画内容から逸脱しないこと。
4)費用
  1. 登壇者の費用については企画者側で負担すること。
  2. 登壇者が非会員の場合は、大会資料代(1,000円)を納入するものとする。

自由研究報告の募集

(1)申込方法

次の事項を記載した抄録を、大会事務局受付担当者にメール送付のこと(6月30日(日)17時締切)

メールの題目に「司法福祉学会全国大会 自由研究報告」という言葉を入れること。

  1. 報告者の氏名・所属・連絡先(郵便番号・住所・電話番号・メールアドレス)
  2. 自由研究の題目
  3. 報告の概要(A4用紙1枚、1200字程度)

(2)採択基準

1)エントリー資格

報告者および共同報告者は、すべて学会会員であること。

2)形式
  1. 研究目的・方法・倫理的配慮・結果・考察が整っていること。
  2. 本学会の研究倫理指針に則り、また学会誌投稿・執筆者規定に準じること。
  3. 上記をふまえた上で、学会実行委員会による査読による修正に応じること。

パネル展示の募集

(1)企画趣旨

本学会に関係する司法・福祉の諸活動を紹介するコーナーとして、情報交換の機会を設ける。

(2)申込方法

次の事項を記載した企画書を、大会事務局受付担当者にメール送付のこと(6月30日(日)17時締切)。

メールの題目に「司法福祉学会全国大会 パネル展示」という言葉を入れること。

  1. 報告者の氏名・所属・連絡先(郵便番号・住所・電話番号・メールアドレス)
  2. 展示内容の題目
  3. 展示内容の概要(400字以内)

(3)採択基準

1)エントリー資格

学会会員がメンバーで、実行委員会が承認したもの。または、学会会員が推薦し、実行委員会が審査・承認したもの。

2)内容
  1. 組織・団体の活動、研究報告、実践内容を紹介するもの。
  2. ポスター展示、資料の配布のみ(販売や署名活動は禁止)

(4)実施方法

  1. 指定するサイズのポスター展示を中心にすること。
  2. 展示場所は実行委員会が割り振る。掲示及び撤去は企画者が責任を負うこと。
  3. 展示時間は1日目12:00~2日目13:00とし、両日ともに12:15~12:45を企画者による説明時間として設定する。

担当者

大会事務局 金子毅司

過去更新分(2024/03/26)

第24回全国大会(2024年度)の概要は以下の通りです。

決まり次第、追加情報を掲載していく予定です。

大会テーマ

未定

日時

2024年9月(調整中)

会場

東京都内あるいは神奈川県内(調整中)