日本司法福祉学会第23回全国大会「2023おおさか大会」案内
大会テーマ
「こどものための福祉と司法~こどもの最善の利益とは」
日時
2023年9月30日(土)~10月1日(日)
会場
関西福祉科学大学
〒582-0026 大阪府柏原市旭ケ丘3-11-1
会場までのアクセス:近鉄河内国分(関西福祉科学大学前)駅から徒歩12分
会場までは公共交通機関をご利用ください。 公共交通機関の利用が困難な方は事務局長篠原拓弥までご相談ください。
参加申込みの方法
-
こくちーずで登録
事前申込みは会員のみです。
事前申込期間:2023年8月7日(月)~2023年9月1日(金) ※申込みの際には、こくちーずに登録が必要です(無料)。無料イベントと記載されていますが、参加費、懇親会費は必要です https://www.kokuchpro.com/event/0c6a5c31adf2add0802c57c057f30582/ - こくちーず登録後、参加費等の振込先をメールで送付いたします
- 振込先に参加費等をお振込みください(9月8日(金)まで)
参加費
- 事前申込み(会員のみ): 4,000円
- 当日申込み(当日受付にてお支払いください。)
- 会員: 5,000円
- 非会員: 6,000円
- 学生(大学院生含む): 無料(当日受付にて学生証をご提示ください。)
- 懇親会費: 5,000円
*領収書が必要な方は、当日受付にてお申し出ください。
その他
- 会場にWi-Fi設備はありませんので、必要な方は、各自でご準備願います。
- 昼食は各自でご準備ください。土曜は学食が開いています。土日ともに、キッチンカーによる喫茶・軽食の提供(有料)を用意していますので、ご利用ください。
大会概要
第1日目(9月30日(土))
学会の受付は9:30より開始いたします。
プレシンポジウム
- 9月30日(土)10:00~12:00
- 会場:D2-403
「”うちらのこと、わかっている?”~私たちが経験したこと~」
少年院を経験し、その後、社会生活を送っている皆さんに、その経験や思うことなどを忌憚なく語っていただくとともに、 登壇者と語り合う中で、少年院や非行からの更生のあり方について皆さんと共に考えていきたい。
- 登壇者:少年院経験者の皆さん
- コーディネーター:原田和明((一社)司法ソーシャルワーク研究所)
昼食休憩
土曜の昼食は各自でご準備下さい。学食が開いているほか、喫茶・軽食のキッチンカーが出店予定です。
昼食場所・休憩所として、D2-1Fの受付付近、D2-605をご使用下さい。
オープニングセレモニー
- 9月30日(土)13:00~13:15
- 会場:D2-403
- 関西福祉科学大学学長挨拶
- 大会長挨拶
大会シンポジウム
- 9月30日(土)13:15~16:30
- 会場:D2-403
「こどもの利益についてどう考えるか ~児童福祉領域における司法との協働を考える~」
児童福祉分野が児童虐待対応中心になって久しいが、その中でも児童福祉の「司法化」の傾向が顕著となってきている。
非行相談に関しては、2007年の少年法改正における重大触法事件の原則家裁送致などにより、児童相談所の相談の空洞化等について、本学会でも様々な議論がされてきた。当該少年法改正の影響については明らかではないが、非行相談の弱体化の傾向は否定できない状況にある。
虐待相談においても、虐待死事案に相次いだこともあって、児童虐待事案について警察機関との全件共有が拡大している感がある。また、児童相談所や児童養護施設等児童福祉施設の実務において、一時保護への司法審査導入、弁護士等による意見表明支援など、司法との連携は必要不可欠な状況となっている。
このような現状にある中での児童福祉における「福祉」と「司法」のあり方について、「こどもの権利」の視点から議論していきたい。
- 司会・コーディネーター
- いぶき法律事務所 岩佐嘉彦(弁護士)
- シンポジスト
- 名古屋市西部児童相談所 根ケ山裕子(弁護士)
- 駒沢女子大学 田中教仁(元家庭裁判所調査官)
- 児童相談所関係者(調整中)
総会(学会員の方のみ)
- 9月30日(土)16:45~17:30
- 会場:D2-403
懇親会
- 9月30日(土)17:45~19:30
- 場所:学園2号館ラーニングコモンズ
第2日目(10月1日(日))
学会の受付は9:00より開始いたします。
企画分科会[10月1日(日)午前の部(9:30~12:00)]
会場 | 企画者 | 題目 |
---|---|---|
分科会1 D2-402 |
井上 匡子 (神奈川大学) |
子ども向け法教育プログラムの意義と可能性: 家族の形が変わる時のAccess to Justiceの確保 |
分科会2 D2-404 |
矢野 恵美 (琉球大学) |
児童虐待被害者に対する法的支援 |
分科会3 D2-405 |
谷本 拓郎 (京都光華女子大学) |
「最善の利益」からとらえるオセアニアと日本の青少年支援――矯正教育と心理・福祉的支援に焦点を当てて―― |
分科会4 D2-501 |
渡邊 暢江 (岡山県立成徳学校) |
児童自立支援施設における中卒児処遇とアフターケア――事業化されているもの、いないものについて―― |
分科会5 D2-503 |
羽毛田 幸子 (武蔵野大学) |
「高齢者や障害のある被疑者被告人支援における弁護士とソーシャルワーカーの協働を促進するワークショップ」 |
自由研究発表[10月1日(日)午前の部(9:30~12:00)]
- 司会:前田忠弘
- 会場:D2-504・505
- ※報告20分、質疑応答8分
時間 | No. | 報告者 | 題目 |
---|---|---|---|
9:30~10:00 | 1 | 田中 教仁 (駒沢女子大学) |
身柄付き補導委託の受託者の実践についての一考察 |
10:00~10:30 | 2 |
|
「児童自立支援施設における退所児童へのアフターケアの現状と課題 -SCATによる質的データ分析から見えてきたこと-」 |
10:30~11:00 | 3 | 田高 誠 (広島家庭裁判所) |
子どもをめぐる紛争での「言葉と絵(words & pictures)」の試み ―家事事件調査における子どもとの面接の工夫― |
11:00~11:30 | 4 | 三浦 恵子 (東京保護観察所) |
多職種連携に関する現代的課題に関する一考察~ケースを理解するその前に、お互いの立場・職責等を理解することの重要性~ |
11:30~12:00 | 5 |
|
地方公共団体における犯罪被害者等の総合的対応窓口の役割と被害者等支援条例の意義 ―横浜市犯罪被害者相談室における相談統計からー |
昼食休憩
日曜の昼食は各自でご準備下さい。喫茶・軽食のキッチンカーが出店予定です。
昼食場所・休憩所として、D2-1Fの受付付近、D2-605をご使用下さい。
企画分科会[10月1日(日)午後の部(13:00~15:30)]
会場 | 企画者 | 題目 |
---|---|---|
分科会6 D2-402 |
松村 歌子 (関西福祉科学大学) |
被害者・加害者双方の視点から再被害・再加害防止のあり方を考える~DV防止法の2023改正を踏まえて |
分科会7 D2-404 |
齋藤 知子 (帝京平成大学) |
児童虐待事例について裁判記録等を用いて事例研究を実施した人材育成 |
分科会8 D2-405 |
大貝 葵 (金沢大学) |
特定少年に対する支援 |
分科会9 D2-501 |
市川 岳仁 (三重ダルク、立命館大学大学院) |
支援という営みの中にあるポジショナリティ ――誰が支援者で、当事者なのか―― |
分科会10 D2-503 |
水藤 昌彦 (山口県立大学) |
地域生活定着支援センターによる被疑者等支援業務の現状と課題:従来からの「入口支援」との関係に着目して |
分科会11 D2-604 |
大浦 明美 (大浦事務所) |
社会福祉士会における刑事司法福祉の活動・更生支援計画書から見える協働のかたち |
自由研究発表[10月1日(日)午後の部(13:00~15:30)]
- 司会:佐々木光明
- 会場:D2-504・505
- ※報告20分、質疑応答8分
時間 | No. | 報告者 | 題目 |
---|---|---|---|
13:00~13:30 | 6 | 戸井 宏紀 (東洋大学) |
司法に関与した精神障害のある人の社会復帰を支える地域連携の促進・阻害要因の探求 |
13:30~14:00 | 7 |
|
地域生活定着支援センターにおけるフォローアップ業務の現状と課題 |
14:00~14:30 | 8 |
|
刑務所に勤務する社会福祉士が支援を希望しない受刑者をどのように捉えているか |
14:30~15:00 | 9 |
|
受刑者の就労に関連する心理・社会的要因について ~再入受刑者の出所後の就労における被差別経験~ |
第1日目・第2日目共通
パネル報告
- 9月30日(土)12:00~10月1日(日)13:00
- 会場:D2-1F(受付付近)
- ※両日12:15~12:45に、報告者による説明を聞くことができます
チダラボ・スチューデントリベラルアーツPRG2023「人生はセルフメードのアートでできている」
報告者:千田 早苗(特定非営利活動法人チダラボ・早稲田大学社会安全政策研究所)