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日本司法福祉学会ニュースvol.42

1.2016年度第1回理事会報告

  • 開催日時:2016年8月26日(金曜日)18:00-20:30
  • 会場:甲南大学岡本キャンパス9号館4階第6会議室
  • 出席者:相澤仁、遠藤洋二、小長井賀與、斎藤知子、杉浦ひとみ、須藤明、武内謙治、辰野文理、福永佳也、古川隆司、松友了、水藤昌彦(記録)、村尾泰弘、室井誠一(50音順・敬称略)
  • 欠席者:石川正興、木村隆夫、小林良子(同上)

(1)各委員会報告

【総務委員会】
  • 総務委員会では、2017年2月に開催が予定されている次回理事会に最終的な学会規約の改正案を提案する。理事会の了承が得られれば、2017年の総会に規約改正案を発議したい。規約改正案について意見がある場合は、室井総務委員長宛にメールで伝える。
  • 理事会承認事項のメール決裁手続きの規定についても、総務委員会で検討する。
【国際委員会】

メールによる理事の決裁を経て、2016年6月12日付のメールにて遠藤国際委員長より報告された通り、以下の補助を一件実施した。

  • 氏名:山田美香会員(名古屋市立大学大学院人間文化研究科)
  • 活動の概要:アジア犯罪学会第8回大会(2016年6月18-19日、北京にて開催)への参加と個人研究の報告
  • 助成金額:49,000円
【編集委員会】
  • 投稿論文に対する倫理的な疑義について外部から指摘があった問題への対応について協議した。結論は,以下のとおりである。
    • 研究上の倫理に問題はなかったが,当該論文の内容には重大な瑕疵があったと認められるため、執筆者からの申し出による論文の取り下げを認める。また,執筆者に対して取り下げの理由を説明する文章の提出を求める。説明文書の内容については、執筆者に一任する。
    • 当学会による論文の審査過程には瑕疵はなかった。
    • 以上について、「司法福祉学研究」17号に掲載する。
  • 小長井編集委員長から提案のあった研究倫理指針の改定については、継続審議とする。

(2)日本社会福祉系学会連合

村尾会長より、小林理事が当学会を代表して参加していることが報告された。

(3)日本犯罪関連学会ネットワーク合同大会

  • 2017年に國學院大学において合同大会開催が計画されている。
  • 当学会としては、参加についての異議はない。
  • 参加費のうち2,000円はネットワークへ納入するという議論もあるが、準備委員会では会費設定について確定していない。

(4)総会関連

  • 総会での配布資料を検討した。
  • 決算及び予算に関しては事務局長が,事業計画については、各委員長がそれぞれ説明する。

(5)その他

小長井編集委員長より、以下の2点の報告がなされた。

  1. 査読委員より委員名簿を学会誌に掲載してはどうかという提案があり、編集委員会で検討した結果、従来通り掲載しないと決定した。
  2. 前回の理事会において学会誌への広告掲載について編集員会で検討することとしたが、調査の結果、広告掲載には一定の困難が伴うこともわかり、編集委員会の責任の範囲を超えていると考えられたため、この提案を撤回する。

【次回理事会の開催日程】

  • 日時:2017年2月12日(日曜日)13時から
  • 会場:立正大学品川キャンパス(予定)

2.第17回全国大会「2016こうべ大会」を終えて

第17回全国大会事務局長 福永佳也(大阪府立大学客員研究員)

2016年8月27日(土)・28日(日)の2日間にわたって、甲南大学岡本キャンパスにおいて日本司法福祉学会第17回全国大会こうべ大会が開催されました。「司法福祉学のこれから」を大会テーマとし、過去から未来へとつながる司法と福祉の接点、それぞれの立場や関係領域を含めた連携についてなど、真夏にふさわしい“あつい”議論が展開されました。

第1日目の午前は、大会プレ企画として、日本司法福祉学会の村尾泰弘会長(立正大学)をコーディネーターとし、「司法福祉学会の歩み」が行われました。学会長経験者である前野育三会員(関西学院大学名誉教授・弁護士)、事務局長経験者である湯原悦子会員(日本福祉大学)、藤原正範会員(鈴鹿医療大学)をシンポジストに、大曾根寛会員(放送大学)が指定討論者として、ご登壇いただきました。これまでの時代の変遷を学会の歴史と併せて振り返ると共に、これからの学会が目指すべき姿についても考える機会となったのではないでしょうか。

第1日目の午後は、オープニング・セレモニー後に、大会シンポジウム「再び少年法を考える〜司法福祉学の原点から〜」が行われました。ちょうど2年前のおおさか大会においても大会シンポジウムで少年法が取り上げられ、こうべ大会ではさらに内容が深められることとなりました。武内謙治会員(九州大学)がコーディネーターとして「少年法改正と司法福祉学」について発題されたのち、須藤明会員(駒沢女子大学)は「家庭裁判所調査官の視点から」、遠藤洋二会員(関西科学福祉大学)は「児童相談所の視点から」、安西敦会員(香川大学大学院)は「弁護士の視点から」、竹村登茂子氏(読売新聞大阪支社)は「メディアの視点から」、課題を明らかにする報告がなされました。フロアからの質疑やディスカッションも活発に行われ、今後ますます当該テーマから目が離せないことを予見させられました。

第2日目の午前は、3会場にわかれて計14題の自由研究報告が行われました。いずれの会場も当学会の理事が司会を務めてくださり、フロアからの質疑も交えて、実践報告や研究がさらに興味深い内容になっていました。午後からは、大会実行委員企画を含めた6つの分科会が企画運営されました。それぞれの会場で実践的な報告から、現状をふまえた課題や今後の展望などが熱心に意見交換されました。

本大会中、懇親会では、またぎ亭いっぱいさんによる“妄想落語”が披露され、2日目の昼食時は地元の障がい者施設ドリーム甲子園で焼かれたおいしいパンとコーヒーの販売に行列ができるなど、関西らしいおもてなしを感じていただけたのではないでしょうか。両日で167名の方々のご参加があり、会場提供をいただいた甲南大学ならびに学生スタッフのみなさんのおかげで素晴らしい大会になりました。本大会にご参加、ご協力いただきました皆様方に厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。

3.犯罪学合同大会のご案内

大会準備委員長 小長井賀與

犯罪学に関する学際的研究や新しい知見が必要となっているという認識の元に、2017年度には23年ぶりに犯罪学関連の5学会が合同で大会を開催します。次回の司法福祉学会全国大会は、この合同大会に振り替えることとします。この貴重な機会にぜひご参加ください。

  • 大会統一テーマ:「近未来の犯罪学とその担い手たち 〜犯罪をめぐる学際的・学融的研究の体系化の可能性〜」
  • 日時:2017年(平成29年)9月1日(金)〜9月4日(月)
  • 会場:國學院大学渋谷キャンパス
  • プログラムの概要
    • 9月1日(金):
      • 基調講演「治療的司法(仮題)」D・ウエクスラー(プエルトリコ大学)
      • 合同大会シンポジウム「アディクションからの回復支援のネットワークの可能性 〜司法と福祉、理論と実践は、分かりあえるのか?〜」
    • 9月2日(土)、3日(日):学会ごとの年次大会
    • 9月4日(月):施設見学ツアー
  • 大会参加費:後日ご案内します
  • 懇親会費:2,000円(事前申込の場合)
  • 合同大会準備委員長 横山実(日本社会病理学会)
  • 準備副委員長:石塚伸一(日本犯罪社会学会)、岡本吉生(日本犯罪心理学会)、関哲夫(國學院大学)

*詳細は追ってご連絡いたします。

4.「司法福祉学研究」第18号への投稿のお願い

学会誌編集委員長 小長井賀與

「司法福祉学研究」第18号への投稿を募集いたします。投稿原稿の分類は研究論文、事例研究、実践報告の三つです。分量は「16,000字」以内、表題には「英語タイトル」を付記し、研究論文(原著論文)、事例研究、実践報告のいずれであるかを明示し、投稿原稿を生活書院宛メールに添付して送付してください。締め切りは、2017年10月10日(火)午後5時とします。

なお、原稿の作成に当たっては、研究倫理指針および編集規定等を厳守してください。また、投稿についてのご質問やご意見は、小長井メールへお寄せください。

5.会員動向(2016年11月1日現在)

  • 正会員 390名
  • 学生会員 36名
  • 名誉会員 7名

会費未納の方は,納入にご協力ください。