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日本司法福祉学会ニュースvol.41

1.日本司法福祉学会第17回全国大会「2016こうべ大会」のご案内

開催日

2016(平成28)年8月27日(土曜)、28日(日曜)

会場

甲南大学岡本キャンパス 1号館、3号館(兵庫県神戸市東灘区岡本8-9-1
会場までのアクセス:JR神戸線摂津本山駅徒歩15分、阪急神戸線岡本駅徒歩10分
なお、自家用車での来場はお断りします。

テーマ

司法福祉学のこれから

日程

〔第1日目 8月27日(土曜日)〕

午前10時-12時 大会プレ企画
「司法福祉学会の歩み」
  • 司会・コーディネーター:村尾泰弘(立正大学)
  • シンポジスト:
    • 湯原悦子(日本福祉大学)
    • 前野育三(弁護士)
    • 藤原正範(鈴鹿医療大学)
  • 指定討論者:大曾根寛(放送大学)
午後1時-1時15分 オープニングセレモニー
午後1時15分-4時30分 大会シンポジウム
「再び少年法を考える~司法福祉学の原点から~」
  • コーディネーター:武内 謙治(九州大学)
  • シンポジスト:
    • 須藤 明(駒沢女子大学)
    • 安西 敦(香川大学大学院)
    • 竹村 登茂子(読売新聞大阪支社)
    • 遠藤 洋二(関西科学福祉大学)
午後4時45分-5時45分 総会
午後6時-8時 懇親会

〔第2日目 8月28日(日曜日)〕

午前9時30分-12時 自由研究発表

A会場 <テーマ>社会復帰支援
司会:松友了(東京矯正管区/一般社団法人社会支援ネット・早稲田すぱいく)

  1. 「障害者差別解消法施行に伴う,知的障害や発達障害のある被疑者被告人支援の今後についての一考察」
    原田和明(中部学院大学/(社福)大阪手をつなぐ育成会 支援センターい~な 相談支援室)
  2. 「犯罪者・触法者の地域社会への再統合支援における課題と地域福祉との連繋に関する研究(1)―更生緊急保護により更生保護施設に入所した更生事例の分析―」
    川邉讓(駿河台大学)、小長井賀與(立教大学)
  3. 「犯罪者・触法者の地域社会への再統合支援における課題と地域福祉との連繋に関する研究(2)―仮釈放により更生保護施設に入所した更生事例の分析―」
    小長井賀與(立教大学)、川邉讓(駿河台大学)
  4. 「刑余者に対する高齢者福祉施設側の受け入れに関する現状と課題についての考察―A県地域生活定着支援センター職員へのインタビューを通して―」
    江口賀子(西九州大学)
  5. 「地域生活定着支援センター全国調査にみる犯罪をした人の社会復帰支援の現状と課題」
    森久智江(立命館大学)、木下大生(聖学院大学)、水藤昌彦(山口県立大学)

B会場 <テーマ>支援一般
司会:木村隆夫(日本福祉大学)

  1. 「事例からクライアントの見立てと支援を考える―クライアントの理解と信頼関係の構築―」
    稲村厚(司法書士 稲村厚事務所)
  2. 「ソーシャルワーカーの「ゆらぎ」の構造理解と支援の意義についての考察」
    永井友基(神戸市こども家庭センター)
  3. 「性加害行為のあった知的障がい者への支援に関する意識と支援方法へのアクセスについて」
    山﨑康一郎(大阪人間科学大学)、我藤諭(龍龍谷大学矯正・保護総合センター)、水藤昌彦(山口県立大学)、脇田康夫(大阪府立砂川厚生福祉センター)、益子千枝(兵庫県地域生活定着支援センター)
  4. 「レイプに対する女性被害者の認識と男性のバルネラビリティ」
    シュルッツェ・アンナ・ユリアーネ(首都大学東京大学院)
  5. 「犯罪被害者が社会に求めているもの―犯罪被害者等ニーズ調査の結果から―」
    大岡由佳(武庫川女子大学)

C会場 <テーマ>制度論等
司会:杉浦ひとみ(東京アドヴォカシー法律事務所)

  1. 「中国の工読学校の意義、教育状況について」
    山田美香(名古屋市立大学)
  2. 「家庭に替わる養育、里親養護の状況と課題」
    山内稔(大阪国際大学短期大学部)
  3. 「居場所を失いやすい受刑者の特徴に関する一考察」
    神垣一規(広島拘置所)
  4. 「情状鑑定を通してみた弁護人と心理臨床家の協働・連携」
    須藤明(駒沢女子大学)
午後1時-4時 分科会

第1分科会「児童養護施設における児童間性暴力対応プロトコルに関する研究―実践知・経験知のプログラム化に関する取り組み―」

  • 企画者・コーディネーター:遠藤洋二(関西福祉科学大学)
  • 報告者:
    • 篠原拓弥(神戸市こども家庭センター)
    • 指定討論者:永田政之(児童自立支援施設 神戸市立若葉学園)
    • 糸満英子美(児童養護施設 さと児童園)
    • 砂川忠寛(児童養護施設 ならさ)

第2分科会「司法と福祉の支援のギャップを洗い出す―罪に問われた障害がある人の支援に焦点化して―」

  • 企画者・司会:木下大生(聖学院大学)
  • 話題提供者:金子毅司(埼玉福祉専門学校)
  • シンポジスト:
    • 山田恵太(北千住パブリック法律事務所)
    • 及川博文(PandA社会福祉士事務所)
    • 浦崎寛泰(東京TSネット)
  • 指定討論者:水藤昌彦(山口県立大学)

第3分科会「学校、児童相談所、児童福祉施設は何ができるのか―子どもの『自立』をめぐって果たすべき役割を問う―」

  • 企画者:
    • 小木曽宏(児童養護施設 房総双葉学園)
    • 梅山佐和(立命館大学/スクールソーシャルワーカー)
  • コーディネーター:梅山佐和
  • 話題提供者:
    • 川瀬信一(千葉市立星久喜中学校)
    • 岡聰志(前横浜市南部児童相談所)
    • 小木曽宏

第4分科会「受刑者を親にもつ子どもへの法的支援」

  • 企画者:松村歌子(関西福祉科学大学)
  • 報告者:
    • 松村歌子
    • 立石直子(岐阜大学)
    • 阿部恭子(ワールド・オープン・ハート)
    • 矢野恵美(琉球大学大学院)
    • 斎藤実(獨協大学/東京弁護士会)

第5分科会「犯罪加害者家族支援の現状と課題―NPO法人スキマサポートセンターの取り組みから」

  • 企画者:髙橋康史(筑波大学大学院/日本学術振興会)
  • 話題提供者:
    • 佐藤仁孝(NPO法人スキマサポートセンター)
    • 藤田祐介(京都弁護士会)
    • 家族Y(当事者)髙橋康史
  • 指定討論者:坂野剛崇(関西国際大学)

第6分科会 大会実行委員会企画「子どもを地域社会で支える取り組み―司法福祉の基盤としての地域社会―」

  • 企画者・コーディネーター:古川 隆司(追手門学院大学)
  • 話題提供者:
    • 北場好信(茨木市総持寺いのち・愛・ゆめセンター)
    • 大中百合子(NPO M-CAN 学習支援コーディネーター)
    • 前田惠子(茨木市立三島中学校)

大会参加費

  • 事前申し込み会員:3,000円(8/10(水)付までの入金
  • 当日会員:4,000円(8/11(木)以降の入金)
  • 非会員:5,000円
  • 学生:1,000円(要学生証)
  • 昼食弁当代:1,000円(両日の場合は2,000円要予約)
  • 懇親会会費:5,000円(要予約)

参加申し込みとお願い

  1. 参加申し込みは、8月7日(日)までに、①学会ホームページからのウェブ登録 、または②申し込み用紙(Word)/申し込み用紙(PDF)にて郵送(下段記載の「日本司法福祉学会第17回全国大会実行委員会事務局」宛)でお願いします(原則学会ウェブサイトからの申し込みです。ウェブ申し込みできない方のみ郵便をご利用下さい)。
  2. 大会参加費等は、上記1. の申し込みの後に、以下の大会実行委員会銀行口座にお振り込み下さい(手数料はご負担下さい)。領収書は大会当日受付でお渡しいたします。
    • 振込先の口座番号:ゆうちょ銀行 記号14370 番号82849251
    • 振込先の口座名義:日本司法福祉学会第17回大会実行委員会 実行委員長前田忠弘
    • 他金融機関からのお振込み (店名)438(ヨンサンハチ) (店番)438 (預金種目)普通預金 (口座番号)8284925
  3. 大学構内の生協食堂は大会期間中休業、8月27日(土)のみ、ファミリーマート甲南大学店が9時から14時まで営業しています。最寄駅周辺の飲食店・コンビニエンスストアーをご利用いただくか(徒歩10分以上かかります)、事前申し込みの弁当をご利用下さい。
  4. 宿泊の斡旋は行いません。
  5. 自家用車での来場はお断りします。
  6. 大学構内は全面禁煙です。指定の喫煙ブースをご利用下さい。

後援(予定)

神戸市、神戸市社会福祉協議会、兵庫県社会福祉士会ほか

事務局

日本司法福祉学会第17回全国大会こうべ大会実行委員会事務局
〒658-8501 兵庫県神戸市東灘区岡本8-9-1 甲南大学9号館6階 前田忠弘研究室
E-mail:[email protected]

2.日本司法福祉学会2015年度決算報告

2015年度決算報告書

3.日本司法福祉学会2016年度事業計画案

これまで決算報告書と予算案のみニュースレターに掲載していましたが,本年度から事業計画案も併せてお示しすることとしました。

2016年度は,本学会が組織としては十分に整備されているとは言えないという現状や諸外国の学会との交流といった国際化の流れに鑑みて,総務委員会と国際委員会を立ち上げました。各委員会の事業計画案は以下のとおりです。

[総務委員会]

本学会は、実務家による研究会を母体として発足してから15年を経過し、この間会員数も増大している。しかしながら、例えば、名誉会員の規定の不備(その選出手続、基準、権利義務関係に関する規定がない。)、2期以上連続して役員を務めた者の被選挙権の制限に関する規則の不備(監事が漏れている。)などがあり、本年度は、学会規約や各種規則等の見直しのための検討作業を行う。また、併せて、今後の学会組織の在り方について、法人化を含めた検討作業を行っていく。

[国際委員会]

国際委員会では、本学会および会員の国際交流、海外活動を支援するため、以下の取り組みを行う。

  1. 海外で開催される司法福祉学関連学会において、会員が研究発表するなど、本学会のグローバル化に貢献する活動に対する助成
  2. NOFSWをはじめとする関連学会との交流に関する取り組み
  3. 海外における司法福祉学の動向調査
  4. 国際活動に関心のある会員の組織化
  5. その他、理事会が必要と考える国際関連の取り組み

[編集委員会]

学会誌「司法福祉学研究」を年1回発行する。また、査読体制の充実強化その他の方法を通じて、同誌の学術的水準の向上に努める。さらに、当学会の「研究倫理指針」中の「研究誌への投稿論文」を見直し、時代や社会の要請に見合う案を策定して、理事会に提案する。

4.日本司法福祉学会2016年度予算案

2016年度予算案

5.日本司法福祉学会第16回全国大会決算報告

第16回全国大会決算報告書

6.「司法福祉学研究」第17号への投稿のお願い

学会誌編集委員長 小長井賀與

現在「司法福祉学研究」第16号の編集作業を行っています。「社会や実務の現実に根差しつつ学術的価値の高い学会誌」というコンセプトの元に、編集委員と査読委員から多大なご尽力を得て、今年9月の発刊を目指して、鋭意努力を重ねているところです。

さて、「司法福祉学研究」第17号への投稿を募集いたします。投稿原稿の分類は研究論文、事例研究、実践報告の三つです。分量は「16,000字」以内、表題には「英語タイトル」を付記し、研究論文(原著論文)、事例研究、実践報告のいずれであるかを明示し、投稿原稿を生活書院宛メールに添付して送付してください。原稿の作成に当たっては、研究倫理指針および編集規定等を厳守してください。

締め切りは、2016年10月3日(月)午後5時とします。査読とその後の執筆者の修正への便宜を考え、第17号から投稿の締め切りを早めました。投稿予定者は、締切期日の変更にご注意ください。締切期日変更の過渡期には何かとご不便とご負担をお掛けしますが、上記締め切り後のご投稿は適宜次号へ回させていただきますので、よろしくご理解とご協力をお願いいたします。

なお、投稿についてのご質問やご意見は、小長井メールへお寄せください。

7.会員動向(2016年6月15日現在)

  • 正会員 383名
  • 学生会員 35名
  • 名誉会員 7名