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日本司法福祉学会ニュースvol.37

発行 2015年4月1日

日本司法福祉学会 第16回全国大会「2015東京大会」のご案内

東京大会のご案内

大会実行委員長
石川正興(早稲田大学)

今回3年ぶりに東京で開かれることになります日本司法福祉学会第16回全国大会は、2015年8月8日(土)・9日(日)の2日間の日程で早稲田大学において開催する運びとなりました。2日間とも、交通の便も良い早稲田大学早稲田キャンパス内校舎を会場として行います。

今大会では、「インクルージョンを促進する社会的条件」をメインテーマとしています。罪を犯した人たちや非行を行った少年が刑事司法システムや少年保護司法システムのプロセスを経て社会に戻り、普通の生活を取り戻すためには、受け入れる社会の側でどのような支援の仕組み(福祉的支援・医療的支援・就労支援など)を準備する必要があるかという問題は、「少子高齢化社会」への歩みを加速するわが国にとって喫緊の課題と言えます。そこで、本大会では、こうした司法と福祉(広義)の交錯する領域の課題について考えたいと思います。第1日目の午後は、これまでソーシャル・インクルージョンの問題に積極的に取り組んでこられた社会福祉法人恩賜財団済生会理事長・ソーシャルファームジャパン理事長の炭谷茂氏に基調講演をしていただき、引き続き行われるシンポジウムでは、この課題に関係する分野の方々とともに多角的な視点から検討を深めていく予定です。なお、第1日目の午前は、開催校である早稲田大学社会安全政策研究所の企画で、犯罪者・非行少年の立ち直り支援を精力的に行っている民間ボランティアの方々にお集まりいただき、活動報告をお願いしております。

夏本番の大変暑い時期ですが、参加者の皆様とともにその暑さを吹き飛ばす熱気で、有意義な大会を実現したいと考えております。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

大会概要

日時

2015年8月8日(土)、9日(日)

会場

早稲田大学早稲田キャンパス8号館

テーマ

インクルージョンを促進する社会的条件

日程

〔第1日目〕
  • 午前10時  開会
  • 午前10時-12時  早稲田大学社会安全政策研究所企画セッション
  • 午後1時-1時15分  オープニングセレモニー
  • 午後1時20分-2時50分  基調講演「インクルージョンを促進する社会的条件」(仮題)
    講師:炭谷 茂氏(社会福祉法人恩賜財団済生会理事長・ソーシャルファームジャパン理事長)
  • 午後3時-5時20分  シンポジウム「インクルージョンを促進する社会的条件」(仮題)
    コーディネーター:石川正興(早稲田大学)
    シンポジスト:山田憲児(日本社会事業大学)、松友 了(東京地方検察庁)ほか(出演交渉中)

*第1日目午後、役員選挙を実施(投票)

〔第2日目〕
  • 午前9時-11時30分  自由研究発表
  • 午前11時40分-12時10分  総会(新役員紹介)
  • 午後1時-5時  分科会(ラウンドテーブル、ワークショップ等)

分科会企画の募集

(1)申込方法

次の事項を記載した企画書を、大会事務局受付担当者にメール送付のこと(5月8日(金)17時締め切り)

メールの題目に「東京大会分科会」という言葉を入れること。

  1. 企画者の氏名・所属・連絡先(郵便番号・住所・電話番号・メールアドレス)
  2. 企画の名称
  3. 企画の概要(400字以内)
  4. 論者(話題提供者・シンポジスト・指定討論者等)の氏名・所属(未確定部分があっても可)

(2)採択基準

エントリー資格
  1. 企画者は学会会員であること。
  2. 登壇者に非会員を含む場合は、第1報告者が学会会員であること。また、可能な限り登壇者に入会を勧めること。
内容
  1. 企画趣旨が明確であること。実践報告では、報告内容の倫理的配慮が図られていること。
  2. エントリーされた分科会のテーマ・内容で重複がある場合、実行委員会により調整を求めることがある。
形式
  1. 本学会の研究倫理指針に則ること。
  2. エントリーされた企画内容から逸脱しないこと。
費用
  1. 登壇者に対する費用は企画者が負担すること。

自由研究報告の募集

(1)申込方法

次の事項を記載した企画書を、大会事務局受付担当者にメール送付のこと(5月8日(金)17時締め切り)

メールの題目に「東京大会自由研究報告」という言葉を入れること。

  1. 報告者の氏名・所属・連絡先(郵便番号・住所・電話番号・メールアドレス)
  2. 自由研究の題目
  3. 報告の概要(400字以内)

(2)採択基準

1)エントリー資格
  1. 企画者は学会会員であること。
  2. 共同研究で非会員を含む場合は、第1報告者が学会会員であること。また、可能な限り共同研究者に入会を勧めること。
2)形式
  1. 研究目的・方法・倫理的配慮・結論が整っていること。
  2. 本学会の研究倫理指針に則り、また学会誌投稿・執筆者規定に準じること。

パネル展示の募集

(1)企画趣旨

本学会に関係する司法・福祉の諸活動を紹介するコーナーとして、情報交換の機会を設ける。

(2)申込方法

次の事項を記載した企画書を、大会事務局受付担当者にメール送付のこと(5月8日(金)17時締め切り)。

メールの題目に「東京大会パネル展示」という言葉を入れること。

  1. 報告者の氏名・所属・連絡先(郵便番号・住所・電話番号・メールアドレス)
  2. 展示内容の題目
  3. 展示内容の概要(400字以内)

(3)採択基準

1)エントリー資格

学会会員がメンバーで、実行委員会が承認したもの。または、学会会員が推薦し、実行委員会が審査・承認したもの。

2)内容
  1. 組織・団体の活動を紹介するもの。
  2. ポスター展示、資料の配布のみ(販売や署名活動は禁止)

(4)実施方法

  1. 指定するサイズのポスター展示を中心にすること。
  2. 展示中は必ず誰かが常駐すること。
  3. 展示場所は実行委員会が割り振る。掲示及び撤去は責任者が行うこと。

担当者

大会事務局 分科会・自由研究報告・パネル展示受付担当
小西暁和

2015年2月11日の理事会内容

日時

2015年2月11日 10:30-12:30

場所

立正大学品川キャンパス 第4会議室

審議事項

1.会長の職務代行

会長病欠のため、本日の理事会は会長欠席で行うこととなった。今後、会長が職務遂行が出来ない場合、藤原理事が会長職務を代行することとなった。

2.役員選挙・次期役員体制について

  • 学会理事・監事選挙規則及び同細則については、改訂しないことが確認された。
  • 被選挙人名簿の内容としては、「氏名」と「所属」(事務局が把握している6月末現在の所属)を記載すべきことが確認された。
  • 投票できる者は、細則第2条に列挙された要件をすべて満たすことが必要であるが、被選挙者については、細則第2条中、第2項「選挙当日、研究大会に出席していること」の要件は必要ないことが確認された。
  • また、選挙(投票)は大会会場でのみ行うことが確認された(郵送による投票などは認めない)。
  • 選挙管理人(3名)の選出(互選)について話し合われ、野田正人理事、湯原悦子理事、前田忠弘理事が選出された。また委員長は前田理事となった。

3.編集委員会について

役員選挙後、新役員体制になった後、藤原正範氏(現理事)には、編集委員として、残留してほしいとの意見で全員一致した。委員長は新理事の中から選出する。

報告事項

1.次期学会大会実行委員会報告

松友理事より、資料(大会実行委員会議事録)のとおり早稲田大学で実施する方向で準備していることが報告された。

2.編集委員会報告が行われた。

3.事務局からの報告

村尾事務局長より、「日本司法福祉学会2014年度決算中間報告」(資料)が報告された。

以上

2015年3月18日現在の組織状況

  • 会員数:404人(正会員378人、学生会員26人)
  • 2014年度新入会員:41人(正会員37人、学生会員4人)
  • 2014年度会費納入者:331人(納入率81.9%)

役員(2015~2017年度)選挙の告示

  • 本年8月8日(土)午後1時-6時 東京大会会場(早稲田大学早稲田キャンパス)において役員選挙を行います。
  • 選挙権、被選挙権を有するのは、本年6月30日時点で会員であり、同日までに2014年度会費を納入した会員のみです(同日付の振込は有効とします)。名誉会員および2期連続して理事であった会員は、被選挙権を有しません。
  • 選挙の方法は、10名連記の投票用紙による投票です。
  • 得票数の多い順に10名を理事、次の2名を監事に選任します。理事10人により、投票によらない理事5人(会員の所属する分野等を考慮して)を選任します。会長は選任された理事による互選とします。

日本司法福祉学会理事・監事選挙規則